よくあるご質問FAQ
牛乳類について
- 開封後、いつまでおいしく飲めますか?
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開封後は、「賞味期限」「消費期限」は無効になります。できるだけ早く(2日間程度)飲みきるようにしてください。「賞味期限」は、食品の品質が充分に保たれる期限です。品質とおいしさの目安なので、その日を1日過ぎたら飲めなくなるということではありません。また「消費期限」は、大阿蘇低温処理牛乳などにつけられており、その日までに飲み切ってくださいという表示です。その他、保存方法や開封後の取扱にある「要冷蔵10℃以下」等の表示にもご注意ください。
- 大丈夫かな?と思ったら…。
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目で見て
分離したりドロドロになっていませんか?鼻を使って
酸っぱい臭い、苦い臭いなど異臭はありませんか?少し口に含み
酸っぱい味、苦い味はしませんか?
また、電子レンジやお鍋などで加熱してみると、傷みかけのときは分離したりお豆腐のように固まります。
以上の項目にひとつでも当てはまる場合は、ご利用は避けてください。 - 牛乳を飲むとお腹がゴロゴロになるんですけど…。
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牛乳を飲むとお腹が緩くなったり、ゴロゴロしてしまう方がいらっしゃると思います。これは「乳糖不耐症」といって、乳糖を消化するラクターゼ(乳糖分解酵素)が不足していたり、活性が弱まっているため起こります。乳児期にはラクターゼはたくさん分泌されますが、大人になるにつれて乳以外の食べ物の比率の方が高くなっていくとラクターゼの分泌も低下してしまいます。日本人では、成人の20~30%にこうした症状が見られるそうです。
- 冷蔵庫に入れていた牛乳が変なにおいがするんですけど…。
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牛乳は他の臭気を吸収しやすい性質があります。その性質を利用してレバーなどを漬け込んで臭いを軽減出来るなど良い面もあるのですが、冷蔵庫の中に入っている食材などの臭いを吸収し『変な風味』の牛乳になってしまうこともあります。牛乳の紙パックの内部はポリエチレンでコーティングされていますが、臭いの分子は容器を通過することができるほど小さいので、未開封でも冷蔵庫内の臭いを吸収することがあります。特に柑橘類(レモン・グレープフルーツなど)や臭気の強い野菜や漬物、あるいは肉、魚介類と一緒に保存した場合、強い臭いがパックを浸透して牛乳に移ることがあります。
- 「日本人に不足しがちな鉄とカルシウム」のパッケージには1日の摂取の目安が記載してありますが、それ以上飲んではだめなんですか?
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パッケージには、「1日当たりコップ1杯(200ml)を目安にお召し上がりください。」「1日の摂取目安量を守ってください」と記載してあります。鉄分を多く摂ってはいけない体質あるいは何らかの症状がある方は多く飲まないほうがいいのですが、薬ではなく食品なので普通の人は多少多く飲んでも問題はありません。他の食べ物との兼ね合いもあるので適量ということで200mlをお勧めしています。
- 「日本人に不足しがちな鉄とカルシウム」を飲んでいたら、最後に白いものが出てきました。何ですか?
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「日本人に不足しがちな鉄とカルシウム」は牛乳をベースにカルシウムや鉄分などを組み合わせている乳飲料です。使用している炭酸カルシウムは不溶性で、中味に溶け込んではいません。そのため、時間の経過とともにカルシウム分が徐々に沈殿してしまいます。沈殿を防ぐためにセルロースを添加していますが、それでも少しずつ沈殿してしまうので、軽く振ってご利用ください。
- 新生児は牛乳を飲んではいけないの?
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厚生労働省では「授乳・離乳の支援ガイド」で、満1歳になるまでは牛乳は調理用としての使用は認めていますが、飲用はすすめていません。赤ちゃんは、体の消化吸収能力が十分に育っていないので、生まれて1年以降に他の食品とともに、少しずつ牛乳を慣らして飲ませる事が必要なのです。成長には個人差もありますので、心配なときはかかりつけ医へ相談してください。
- 牛乳を温めると膜ができるのはなぜ?
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ホットミルクの表面にできる膜を、飲みにくい、舌ざわりが悪い、といって嫌がる人は少なくないようです。この薄い膜は、牛乳を40℃以上に熱するとできます。牛乳を熱すると、空気に触れている表面の部分は、どんどん水分が蒸発し、成分が濃縮されていきます。するとたんぱく質を主体にして、乳糖や脂肪を包み込んで凝固し、皮膜ができるのです。これをラムスデン現象といいます。この膜は、水分を除くと20~25%がたんぱく質、70%が脂肪ですから、もちろんそのまま食べられます。豆乳からつくる湯葉もこうしてつくられます。この膜ができるのを防ぎたいときは、かき混ぜながら熱するか、電子レンジで短時間のうちに加熱するとよいでしょう。
- 牛乳に農薬、抗生物質は残っていないですか。
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農薬は使用基準が国で決められています。抗生物質は、使用した場合、5日間は出荷できない規定になっています。また工場への受け入れ段階に毎回検査をしていますので、残留の心配はありません。
- 牛乳の味はいつも同じですか?
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いつも同じではありません。季節によって食べる餌が少し違います。また、暑いときには食欲が無かったり、寒い時期には食欲がわいてきたりと、人間と同じように気候条件によって牛の食欲や体調も変化します。それによって成分も変化して、それが牛乳の味に違いをもたらすのです。
- キャップ付き紙パックの開け方と分別方法を教えてください。
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【開け方】キャップの開け方を動画で紹介しています。
【分別方法】外したキャップは「プラスチック」、容器本体は注ぎ口を付けたまま「紙パック」としてリサイクルできます。お住いの市町村のルールに従い、適切に処分してください。
ロングライフ(LL)
商品について
- 「常温保存可能品」には「常温を超えない温度で保管してください」と保存方法が記載してありますが、「常温」って何℃くらいを言うのですか?
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食品衛生法では、牛乳等における「常温保存可能品」について、「常温を超えない温度で保存すること」という保存基準が定められています。この場合の「常温」は夏期における外気温を想定しています。もちろん、0℃以下になると商品は凍結してしまい、凍結→解凍後は風味が変化してしまうので冬場寒くなる場合についてもお気をつけください。また、「冷蔵」で売られていたものを「常温」で保管しても問題ありません。
- 常温保存可能品はどうして常温で長期保存ができるのですか。
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- 通常より高い温度で殺菌し、無菌状態となっています。
- 紙容器にアルミ箔を貼り合わせ、光と空気を遮断しています。
- 容器も殺菌し、無菌の状態で充填・密封しています。
ただし、一度開封した場合は、10℃以下で保存し、賞味期限にかかわらず早めにお召しあがりください。
- カフェ・オ・レにはどれくらいのカフェインが含まれますか?
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200ml当たり55.1mg、250ml当たり68.9mg含まれています。 参考:コーヒー200g当たり120mg、紅茶200g当たり60mgのカフェインが含まれます。(日本食品標準成分表2015年版 コーヒー浸出液16045、紅茶浸出液16044より)
- 1000ml容器の開け方や開封後の保管方法を教えてください。
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開け方と保管方法を動画で紹介しています。
ヨーグルト・プリン・
デザート商品について
- ヨーグルトの表面に浮いている半透明の液体は何ですか?
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ヨーグルトの上に出てくる水分は、ホエー(乳清)と呼ばれるものです。
ヨーグルトは主として牛乳のたんぱく質が、乳酸菌の生成した乳酸により固まってできたものです。この固まりには牛乳中の水分などが包み込まれています。発酵が進むにつれてこの固まりが収縮するため、水分(ホエー)が分離してきます。また、商品を傾けたり、振動を与えるなどの衝撃によっても固まりが崩れ出てくることがあります。特に生乳のみを使用したヨーグルトは水分(ホエー)が分離しやすくなります。 ホエー(乳清)は、濃縮したり、粉末化して食品の原料に使われたりします。 - ヨーグルトの作り方
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材料(5~10人分)
常温に戻した牛乳
1L粉の種菌を使う場合
約2包(牛乳1L分)ヨーグルトを種菌として使う場合
100g
下準備
ヨーグルトを種菌として使う場合は、ヨーグルトをすくうスプーンに、熱湯をかけて消毒し、牛乳を100mlほど、取り出しておきます。また、種菌はどちらかひとつを使ってください。
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牛乳に種菌を入れる
牛乳に種菌(粉またはヨーグルト)を入れて、パックの口をしっかりと閉じて、よく振って混ぜます。マドラーや長いスプーンを使って混ぜる場合は、熱湯消毒したものを使ってください。
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保温する
パックの口をしっかり閉じて、クリップや洗濯ばさみなどで留めます。カスピ海ヨーグルトやケフィアヨーグルトは20~30度で、そのほかのヨーグルトは40度前後で7時間程置いて発酵させます。固まったらできあがり。固まるまではなるべく動かさないようにしてください。できあがりは、元のヨーグルトよりややゆるめです。冷やすと少し固くなります。
その他
- 牛乳パックはリサイクルで何に生まれ変わるの?
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1リットル入りの牛乳パック30枚をリサイクルするとトイレットペーパーであれば5個(ティッシュペーパーの場合は3~4箱)に生まれ変わります。1日1リットルずつ飲んで約1ヶ月かかる量です。このようにトイレットペーパーやティッシュペーパーを作るのにもたくさんの資源が必要なのです。トイレットペーパーやティッシュペーパーも大切に使わなければなりませんね。
このリサイクルの流れは「消費者」「自治体」「事業者(商品を作っている会社)」が協力しないと成り立たちません。 - 紙容器はいつごろ生まれたんですか?
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紙容器が出来る前はガラス瓶や缶などの容器が利用されてきました。しかし、産業の発展によりたくさんの商品を運ぶ必要が出てきたこと、軽くて経済的な容器が求められたことから紙容器は誕生しました。まず1937年、アメリカで現在の屋根型容器の最初の形が誕生。続いて1952年にはスウェーデンのテトラパック社が四面体の牛乳容器(三角パック)を開発しました。
- 牛乳パックは紙でできているのにどうして中味が漏れないの?
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牛乳の容器に使用されている紙は使われている原料の紙そのものが丈夫になるよう工夫されています。また、牛乳パックは表面がツルツルしていて光にかざすと少しピカピカと光りますよね。牛乳パックは紙だけで出来ているのではなく、紙の表と裏に薄いポリエチレンが塗られた3層構造をしているんです。それによって、紙に牛乳が染み込んで漏れるのと外側からの水分の浸入などを防いでいるんです。
- 牛の餌にはどのようなものが使われていますか。
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より良質で多くの牛乳を出せるように、牧草だけでなく「粗飼料」と「濃厚飼料」の2つをバランスよく与えています。
粗飼料とは、青草、乾草、サイレージ(草やトウモロコシを乳酸発酵させたもの)など食物繊維を多く含んだ餌です。
濃厚飼料とは、トウモロコシや大麦などの穀類、糟糠類、油粕など乳牛が好んで食べる豊富な栄養を含む餌です。