ヨーグルト教室YOGURT
ヨーグルトの基礎知識
ヨーグルトの効用
栄養的効果
牛乳などの栄養に加え、乳酸菌の働きで効果もパワーアップしています。たんぱく質の一部は、乳酸菌での発酵によりペプチドまで分解されているため、消化吸収されやすくなっています。牛乳中の乳糖も発酵時に一部分解されているので、牛乳を飲むとお腹がゴロゴロする方にも最適です。
生理的効果
ヨーグルトの酸味は食欲を増進させ、消化吸収を助ける作用があります。また、乳酸は腸内の微生物に利用され、腸内の有害菌を減らす効果があります。腸に生きて達する乳酸菌は腸内で増殖して乳酸をつくり、悪玉菌を抑えて有害な物質がつくられるのを防いで、腸の調子を整える働きがあります。乳酸菌は生きていなくても、発酵生産物や菌体成分にも健康増進に貢献する効果があることが近年明らかにされつつあります。
ヨーグルトの種類
プレーンヨーグルト
牛乳など乳成分のみ乳酸菌で発酵させたもの。あっさりしているためそのまま食べるほか、フルーツ、サラダ、シリアルなどにかけたり、料理に使ったりとさまざまな使い方ができます。
ハードヨーグルト
牛乳や乳製品などを主原料とし、砂糖や果汁・香料を加えてゼラチンや寒天などで固めたもの。
ソフトヨーグルト
発酵後に固まったヨーグルトをかき混ぜて、果肉や甘味料などを混合した柔らかいヨーグルト。
ドリンクヨーグルト
発酵後に固まったヨーグルトをかき混ぜて、液状にしたもの。飲むヨーグルトともいいます。
フローズンヨーグルト
発酵したヨーグルトを撹拌しながら空気を混入して凍結したものです。冷凍保存中も規格で定められた数の乳酸菌は生きています。
容器の表示について
一括表示欄
牛乳と同じくヨーグルトのパッケージにも「一括表示欄」があります。これらは食品衛生法に基づく「乳等省令」により定められています。この省令を補うものとして必要な表示項目などが「発酵乳・乳酸菌飲料の表示に関する公正競争規約」によって規定されています。
一括表示の内容
種類別名称:発酵乳・乳製品乳酸菌飲料・乳酸菌飲料のいずれかを表示、無脂乳固形分及び乳脂肪分、原材料名、内容量、賞味期限、保存方法、製造者