牛乳パックについてPACKAGE
牛乳パックの
表示について
一括表示欄ってなぁに?
飲用乳の紙容器やキャップには「一括表示欄」があります。飲用乳の一括表示は統一したルールで書くことになっていますので、飲用乳を比較・選択するのに便利です。また、乳業業界が設定した「飲用乳の表示に関する公正競争規約」という基準もあり、正しい表示を厳しく義務づけています。種類別によって表示しなければならない内容が異なります。
一括表示欄にある【公正】マークの意味は?
飲用乳の表示に関する公正競争規約に基づく「適正な表示がなされている飲用乳」の証です。全国飲用牛乳公正取引協議会が点検し、パッケージの表示を承認します。
同協議会は、市販品検査や定期成分検査を実施し、公正マーク表示の信用を確保しています。
一括表示の内容
種類別 | 表示内容 |
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牛乳・成分調整牛乳・低脂肪牛乳・無脂肪牛乳・加工乳の場合 | 種類別名称・商品名・無脂乳固形分・乳脂肪分・原材料名・殺菌・内容量・賞味期限・保存方法・開封後の取扱・製造所所在地・製造者 |
乳飲料の場合 | 種類別名称・商品名・無脂乳固形分・乳脂肪分・原材料名・内容量・賞味期限・保存方法・開封後の取扱・製造所所在地・製造者 |
出典:公正競争規約、全国飲用牛乳公正取引協議会
牛乳パックの上にある
「へこみ」
切欠き
牛乳パックの上には、「切欠き」と呼ばれる扇型の「へこみ」が1箇所あります。
この切欠きは、目の不自由な方なども、数ある紙パック飲料の中から生乳100%の【種類別 牛乳】を識別できるようにつけられています。また、【反対側が開け口】であると知らせる役割もあります。(バリアフリー対応容器)
切欠きは絶対?
切欠きは任意表示なので、全メーカーがつけているわけではありません。
また、牛乳パックに切欠きをつける場合には、次のような実施基準があります。
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1.対象商品
種類別「牛乳」のみとする。 -
2.識別方法
扇状の切欠きを「1個」とする。 -
3.識別規格・位置
サイズはJIS規格(日本工業規格「高齢者・障害者配慮設計指針-包装・容器」)で規定されている。位置は開口部の反対側とする。 -
4.対象容器
500ml以上の家庭用紙パック(屋根型容器)とする。
出典:J-milk
牛乳パックの開け方
「コツ」をつかめばとっても簡単
牛乳パックが上手に開けられないと、その後注ぐときにこぼしてしまったり、傷みやすくなったりと何かと悪循環ですよね。上手な開け方をマスターして、あなたも「牛乳開けの達人」になってください。
「お手本」を見ながらやってみよう
1「あけぐち」の方から開くよ!
まず、手を洗います。
パックの屋根の部分をしっかりと持って、左右にグーッと開きます。
反対側の屋根にくっつくまで押し広げましょう。
2注ぎ口をつくろう!
親指と人差し指をパックの両端に当てて少し押さえると、注ぎ口がぴょこんと出てきます。
3くちばしをつくろう!
そのまま、少しずつ力を加えながら手前に引きます。
注ぎ口を「鳥のくちばし」のような形にできれば完成!あなたも牛乳開けの達人です!!
ここに注意!
2、3の時に注ぎ口に指を引っ掛けて開けるのはNGです。指の汚れや細菌が注ぎ口に付着してしまって、牛乳を注ぐたびに牛乳が傷んでいきます。
もちろん直接注ぎ口に口を付けて飲むのも大NG!!口の中も細菌がいっぱい。牛乳がどんどん傷んでいきますよ。上手な開け方をマスターして、おいしく牛乳を飲みましょう!