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ミルモくんの健康情報~肝炎とは~

肝炎とは

肝炎は肝臓に炎症が生じて、肝臓の細胞が破壊され肝機能を低下させる病気です。
肝炎を起こす原因にはウイルス性や薬物性、アルコール性や脂肪肝からなるもの、自己免疫性などさまざまな種類がありますが、日本では肝炎ウイルスの感染による肝炎が最も多く、肝臓がんの原因の約60%を占めています(第23回全国原発性肝癌追跡調査より参照)。

ウイルス性の肝炎にはA・B・C・D・E型などがあり、その中でもB型・C型肝炎ウイルスは感染すると慢性化しやすく、慢性肝炎から肝硬変や肝臓がんに移行することもあります。
B型・C型肝炎ウイルスは主に感染している人の血液が身体の中に入ることで感染するため、知らず知らずのうちに感染が広がり、ウイルス保持者(キャリア)になっている人が多いと推定され問題視されています。

B型・C型肝炎ウイルスのキャリアが多いと何が問題となるのか?

肝炎に限らず肝臓の病気は、一部の方は倦怠感や吐き気、黄疸などの症状が現れることもありますが、全く症状が現れない状態で病状が進行してしまうことも少なくありません。
そのため、B型・C型肝炎も自覚症状がないまま放置してしまうと治療の開始が遅くなってしまい、知らないうちに感染を広げてしまうため、キャリアを早期に発見し、治療することが大切です。

感染しないためには

日常生活において、感染を防ぐために以下の点に注意しましょう。
・血液が付着するような歯ブラシやカミソリなどの共用は避ける。
・傷の手当や鼻血などの手当の際は直接、血液に触れないようにする(手袋をつけるなど)。
・血液や分泌物のついたものは、しっかり袋などで封をして捨てるか、流水で良く洗い流す。
・肝炎ウイルス検査を受け、ご自身の感染状態を知ることも重要です。

最後に、肝炎ウイルス検査は採血のみで調べることができ、住民健診や職場健診で受けることが可能なので、今まで肝炎ウイルス検査を受けたことがない方は、お住いの市町村や勤務先の担当者へ確認いただき、一度受診されることをお勧めします。

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※PDFファイルです。
(資料提供:JA熊本厚生連)